広告代理店の巨人、電通にはかつて「鬼十則」という行動規範があった。
この鬼十則はパワハラの末の社員の自殺などを契機に廃止されることとなったが、仕事をするうえで守るべき行動規範がある事自体は良いことだ（電通の場合は内容が問題だったという事だ）。というわけで、推し事をするうえで守るべき十則を考えてみた。
・現場に入っては現場に従え
各現場のルールには従う。ピンチケ系現場に行くならリフトやモッシュは甘受するべきだし、楽曲派現場では無理なmixなどは打つべきでない。現場は生き物なので、自分一人の思うとおりにはいかないものだ。
・ヲタ心あればドル心
ヲタクとして模範的な行動を心がければ、アイドルもきっと愛してくれるので、常にヲタクとして見られている意識を持つ。ただでさえアイドルヲタクの世間の評価は低いのだから…
・プライベートは見て見ぬふり
プライベートのアイドルを見かけても、声をかけたりしない。アイドルの家族に対してガッツく行為はもってのほか。
・ツイートすればファボがつく
Twitter自体は自由なツールなので、批判的なコメントを書くことが一義的に悪い事ではないが、地下アイドルはしょっちゅうエゴサしているので、ツイートするときは常にファボがつく可能性を念頭に置く。なお、ファボがつかないからと言って文句を言うオタクは言語道断。
・運営憎んでアイドル憎まず
アイドルは多くが年端も行かぬ女の子であり、未熟な言動があったとしても、それはある程度目をつむるべきだ。悪いのは管理ができてない運営なので、何か苦言を呈したい時にはアイドルに説教するのではなく、運営に文句を言おう。
・いつまでもいると思うな推しと金
気になるアイドルがいたらすぐにチケットを取る。そうしないと、すぐに卒業・解散してしまうぞ！あと、金もすぐなくなる。
・キモヲタの振り見て我が振りなおせ
①あなたの隣にいるオタク、キモいですか？自分も傍から見ると同じですよ…気を付けよう②あれ、俺のクラップずれてない？と思ったらおとなしく周りに合わせる
・ブス推すヲタも好き好き
自分の好みはあるが、他のアイドルには自分と同じようなヲタクがいることを忘れないようにしよう。自分がブスだと思うアイドルでも、そのヲタクから見るとすごくかわいいのだ。他のアイドルを蔑む言動によって推しのアイドルを褒めようとする行為は、アイドル本人にとっても迷惑である。
・新規の心、忘るべからず
ある程度現場に通うと、偉そうにしたくなるかもしれないが、誰だって最初は新規だ。新規が戸惑ったり、変なことをしていても、寛容な心で受け止めよう。そして新規オタが来たことを素直に喜ぼう。
・推しも過ぎれば他界する
アイドルを熱烈に応援しすぎると、どこかでガタがきて、他界へ繋がってしまう。一生懸命応援するのはいいことだけど、割けるリソースは有限なので、自分の生活のペースを乱さない程度にしよう。
楽しいヲタクライフを送るためには、こういったことを意識しておきたい。
