杏果卒業というニュースに動揺しまくっているが、まずは下書きしていたこの記事を先にUPしよう。ていうか、ライブ後すぐに書かなきゃ熱が薄れてしまうので、次回からは早めの更新を心がけよう。反省。
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前回の続きです。
1月4日~Ebichu pride~
1/3にぁぃぁぃが転校して、6人になったエビ中の初ライブはなんと翌日。詳細なレポートはナタリーさんにお任せして自分の印象に残った点をつらつらと書いていこう。
【①オープニングVTRと自己紹介】
前回のブログでぁぃぁぃの事をすごくたくさん書いたが、そもそも私は安本さん推しだ。なので、ぁぃぁぃの転校に寂しさは感じていたが、他界は全く考えていなかった。そして、前日のぁぃぁぃプロデュースの最高のライブの余韻もあり、結構フワフワした状態で現場に向かっていた。しかし、私の呑気な気持ちは安本さんのオープニングVTRで改めさせられる。安本さんはこういう旨の発言をした。
「今日のエビ中を見て、判断してほしい。もし、今日見てやっぱりもういいや、と思われたらそれでいい」
ぁぃぁぃの存在の大きさを一番わかっているのは、他でもないエビ中メンバーだろう。それを理解したうえで、「応援してほしい」と請うのではなく、「判断してほしい」と発言することにどれだけ覚悟が必要か。これこそがライブのタイトルにもなっているエビ中の矜持なのだと感じた。
あと、オープニングVTRでは、ぽーちゃんがメンバーひとりひとりのいいところを挙げていく。「とにかく自由な…美怜ちゃん」にファミリーは苦笑。そりゃそーだ。自己紹介でも美怜ちゃんは「イマドキ革命ガール」とキャッチフレーズを変更。個人的には美怜ちゃんらしくて良いと思う。
【②シンガロン・シンガソン】
自由な美怜ちゃんはさておき、ライブ本編で早速矜持を見せつけたのが一曲目「シンガロン・シンガソン」だ。この曲はぁぃぁぃの転校前のラストシングルだ。MVはぁぃぁぃカラーで染められ、作曲はぁぃぁぃが好きなMrs.GREEN APPLEの大森さんという、完全にぁぃぁぃのための楽曲だ。前日のライブでもアンコール1曲目、ダブアンの曲という超重要ポイントに置かれており、一番比較されやすい楽曲と言えよう。それをあえて1曲目にぶつけることで、6人のエビ中はやれるんだぞ、という事を示そうとした。そして、それは見事に達成される。
そしてその後も、普段の大学芸会や前日のようなコンセプチュアルな側面は出さず、ひたすらパフォーマンスを軸にライブは進行していく。曲間をシームレスにつないでいく伝家の宝刀もキレキレに冴え渡る(春の嵐の前後ではオサカナPの照井さんが作った部分もあったようだ)。「ここで見せなきゃどうするんだ!」というメンバーの気迫が表れていた。
日本武道館にてエビ中さんの新春大学芸会~ebichu pride~を観覧しました。
— 照井順政 (@YoshimasaTerui) 2018年1月4日
6人になっても絶対ステージの質は落とさないと言わんばかりのパフォーマンス・演出から溢れるプライドをバキバキに感じました!
春の嵐〜君のままで、までのメドレー作成させてもらって、微力ながらお手伝いできてよかった! pic.twitter.com/2CQexINYTL
【③頑張ってる途中】
そして、私のイチオシ曲「頑張ってる途中」のぁぃぁぃパートは…りったんに引き継がれた。りったんの元気いっぱいの「でも、ほら、たぶん、こっちだよー!」はきっとこれからのエビ中も楽しいものであることを予感させるようだった。
【④安本さんのフェイク】
前日は封印していた安本さんのフェイクがこの日は多めに入っていた。個人的には「HOT UP!!!」のフェイクはかなり決まっていたと思う。他の部分に関しても皆、好意的な印象が多かった。でも私はまだ少し硬いように感じたし、安本さんならもっとかっこよく決められるようになると思った。まだまだ新しい魅力を獲得していく安本さんを見るのがこれからも楽しみだ。
【総括~エビ中が見せつけた矜持~】
この日のライブでは随所でエビ中の気迫を感じた。上に書いた以外でも、「涙は似合わない」前に安本さんが絞り出すように言った「私はエビ中が大好きなんです…だから、絶対負けない」という言葉や、「HOT UP!!!」でひなたが叫んだ「6人のエビ中の本気見せてやるよ!!」というシャウトや、ぽーちゃんの曲間での口パクネタなど、エンターテインメントを私たちが届けるんだ、という想いが伝わってきた。
その想いはきっとエビ中のこれまでの歩みに基づくものなのだろう、と思わされたのが、このライブで初披露された新曲「響」のMVだ。このMVの通り、8人のエビ中が正しいわけでもなく、6人のエビ中が正しいわけでもない。今まで在籍してきたメンバーと関わってきた人達全てが紡いできたのがエビ中だ。
実は私は「なないろ」中に、何色のペンライトを出すべきなのかずっと迷っていた。国際フォーラムでは流石に青色にしたが、りななんはもういないし、この名曲を青色のペンライトを振ることで、悲しみを含んだ曲にしてしまってよいものか、という事を考えていた。しかし、この「響」のMVが答えを与えてくれたように思った。9人時代が、8人時代が、7人時代があって、今のエビ中があるのだ。りななんが居たことも、なないろがりななんに向けられた曲であることも事実なのだ。だから私はこれからもりななんがエビ中にいた事を忘れないように、「なないろ」では青色のペンライトを振ろうと思う。
6人になった私立恵比寿中学のこれからが本当に楽しみにさせられるライブだった。まだまだエビ中は底知れぬポテンシャルを秘めている。あー楽しかった!
【おまけ】
最後に、印象的なブログがあったので紹介したい。白川花凛さんという元地下アイドルの方のブログだ。非常にしっくりくる事が書いてある。アイドルはシステム開発のように人月で測れるものではないのだ。
タイトルは「頑張ってる途中」のりったんパート(元ぁぃぁぃパート)より