続いてはインディーズ部門。
昨年の振り返り
2023年の最終結果はこちら。
1位 八月/fishbowl(152pts.75票)
2位 Lily/Ringwanderung(147.5pts.67票)
3位 栞/タイトル未定(145pts.63票)
4位 花/タイトル未定(142.5pts.63票)
5位 わざとあざとエキスパート/いぎなり東北産(139pts.73票)
インディーズ部門でもメジャー部門と同じく前年チャンピオンfishbowlが1位を守った。ヤマモトショウ強し!一番流行ったのは明らかに東北産のわざとあざとエキスパートだが、ギリギリ5位にランクイン。タイトル未定が3,4位にランクインしたり、メジャー部門同様、一定の投票の偏りが見られる。僕自身がその偏りを生み出す側の楽曲派オタクの一人だから何とも言えないが…*1
とはいえ、数年前もフィロのスやオサカナが上位を独占したりしていたので、楽曲大賞自体がアイドルファン全体の民意?を反映していたのは実は最初期くらいだったような気もする。
投票内容
投票結果をまとめたプレイリストはこちら。
1位 シンガーソングトラベラー/tipToe.
tipToe.2期のラストイヤーを彩った瀬名航サウンド全開の楽曲。これからワクワクする冒険が始まるような不安と期待が入り混じったような感覚になる。この曲を聴くたびに、僕はtipToe.2期と過ごした時間を、宮園ゆうかちゃんがZepp Shinjukuで歌った涙混じりの落ちサビを思い出すのだろう。
2位 最愛/Ringwanderung
今年、図らずも激動の1年となったRingwanderungがその「第1章」に別れを告げる楽曲。リンワンが歌に振り切った時のパワーを遺憾なく発揮している。恋人との別れを歌った曲ではあるが、素晴らしい才能を持ちながら不本意な形でグループを去ったみょんちゃんのことを思い出さざるを得ない。もしかしたら二度と歌われることがない曲かもしれないので、聞けた思い出を大切にしたい。
3位 ステフリ!/美味しい曖昧
疾走感のあるカッティングギターが気持ちいい、美味しい曖昧による快作!ブレイクでジャンプしてサビに突入していく構成はベタだが最高にアがる。大サビで「私たちはいつかいなくなるんだ」と歌うところで、「今」を生きるアイドルの短い生命を感じさせられる。
4位 6ird/SITUASION
どんどんその楽曲を先鋭化させるSITUASIONが放った荘厳な楽曲。静かに訴えかけるように歌い始め、2番まで展開した後に轟音のギターが響き渡るカタルシスが圧倒的。ライティングなども含めて、ライブでシチュの世界観が存分に感じられる一曲。
5位 人魚姫/WT☆Egret
楽曲大賞の投票内容は概ね決めていたのだが、フェヌュ11でぶっ刺さったので急遽ランク入り。ゆったりとした聞かせる歌い出しから急転直下で鳴り響くホーンとストリングス、カッコ良すぎ!複雑なメロディを歌いこなす確かな実力があるWT☆Egretならではの楽曲。
選外
六感/fishbowl
ヤマモトショウ×宮野弦士のゴールデンコンビによるダンサブルな楽曲。新メンバーの佐佐木一心ちゃんと齋藤ザーラチャヒヨニちゃんの歌唱も良い。サビ頭の「第六感でも君が好き」だったり、落ちサビの「5秒前より君が好き」辺りのキラーフレーズが耳に残ってずっとリフレインする。今年のfishbowlは一雨、四季、六感と曲が強すぎてまいったな…曲が強いのは毎年か。
ブルーサバイバー/クマリデパート
クマリデパートのサクライケンタ×玉屋2060%による楽曲は外れなし!転調したBメロで期待が高まってサビに突入していく感じが良い。語感重視で相変わらず意味不明な歌詞も、大サビ前に「愛してる!」と叫ぶのも楽しい。
夏の終わりのアパートメント/airattic
「フィルムリールを回して」に続く管梓によるエモ曲。夏の終わりに少し古いアパートで過ごした存在しない記憶がよみがえってくる…まだライブで聞けていないので早く聞きたい。
シンドローム/きのホ。
イントロでとんでもなくカッコいいギターリフがぶん殴ってくる1曲。そんな激カッコいいバンドサウンドにも遜色ないきのホ。のパフォーマンス力も素晴らしい。
ラストソング/tipToe.
tipToe.で投票を迷った曲。爽やかなサウンドに乗せて、真っすぐに最後を歌うのアカンて…。サビ終わりの「そうだ、私はこの日々が好きだったな」が刺さりすぎる。
ワンダーランドを夢見てる/トナリア
ちょっと不思議なビートに浮遊感のあるボーカルがのっかって独特な世界観を形成している。まだトナリア自体ライブで見たことがないので来年は機会を見つけて、ライブに行きたい。
群青/タイトル未定
タイトル未定が歌う新しい明日へ向かうための卒業ソング。阿部葉菜さんの突き抜けるような1サビ歌いだしが旅立つ人へエールを送るよう。個人的にはNUANCE川井わかちゃん卒業前のフェヌュで聞いた時にすごく刺さった。
sunshine/NUANCE
川井わかちゃん卒業前に唐突に発表された楽曲。背中を押すというよりは傍に寄り添ってくれる優しさがこの楽曲にはある。こういう楽曲が心に来るようになったのはおじさんになってきたからなのかな…
SPIRITED AWAY/われらがプワプワプーワプワ
ライブで聞いてめっちゃ好きなサウンドだと思って、クレジットを調べたら作曲:四市田雲豹、作詞:ヨロコビで、そらええわ!となった。カッティングギターで始まる曲、問答無用で良い!
あなたとNegi With You!/Negicco
メインコンポーザーconnieによるNegiccoらしさが溢れる良曲。色んな環境を経て酸いも甘いも味わってきた20年選手が「人生って素晴らしい」と明るく歌うのには相応の重みがある。
フラストレーション/雨模様のソラリス
竹内サティフォ提供曲、さすがのクオリティー。「虎視たんたかたん」「天上天下フラストレーション」と小気味のいいフレーズをキャッチーなメロディーに乗せていくの、アイドル楽曲の「正解」という感じがする。
宝石ディスコ/開歌
ポップしなないで楽曲の跳ねるようなリズムは開歌によく似合う。効果的に挟まるビブラスラップの音色もGood。ラップの後、一瞬挟まる紗菜子ちゃんの「ツートントン」が好き。
SHUTDOWN→REBOOT/SANDAL TELTEPHONE
PC関連の用語をモチーフにした、最近のダルフォンが得意とする疾走感があって踊れる楽曲。「何回も何回も」が耳に残る。
ラブちゅちゅ宇Chu!!/グットクルー
フィロのスなどにも参加する小林ファンキ風格による気持ちの良いカッティングギターが聞ける。神戸のアイドルで界隈も違うのでライブで見る機会がなかなかないのだが、なかなか良いファンクミュージックをやってるのでどうにか機会を見つけたい。
バラバラバランス・ダンス/虹のコンキスタドール
Spotifyでランダム再生していたら流れてきて思わず指が止まった1曲。うねるベースラインに痺れる。
総括
今年はtipToe.解散という大きな出来事があったので、僕も含め、思い入れあるオタクは結構投票するのではないだろうか。まぁ楽曲で票がわかれちゃうかもしれないが。
コロナ前後でハマった、リンワン、ダルフォン、曖昧、シチュ、開歌辺りがコンスタントに良い楽曲を出してくれるので、今年も飽きることない一年だったが、気になるがっ曲を出しているアイドルの現場へ足を運ぶ機会がそこまで多くなかった。例えば、トナリア、グットクルー、やーぶる辺り。DDであることがアイデンティティみたいなものなので、来年はもっと幅広く色んなところに行きたい気持ちはあるがもうキャパが限界なんだよな~。
メジャー部門・アルバム部門は以下。
idol-consideration.hatenablog.com
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*1:去年は未定には投票してないけど