とあるKSDDのアイドル考察録

アイドルオタク9年目のKSDDがアイドルに関して色々考えてみます

俺のTIF2019

東京アイドルフェスティバル、通称TIF。

我々アイドルオタクを魅了するアルファベット三文字だ。毎年色んな事が起こるこのお祭りに参加しないわけにはいかない。今年も通し券を購入して、3日間参加してきた。

 

 

 8月2日(金)

この日は仕事を休めなかったので、定時で会社を飛び出して一路お台場へと向かった。Sky Stageに行く予定だったので、向かうはテレコムセンター駅だ。TIFに参加するのは今年で5回目なのでどのステージにどの駅が近いかは把握している。

しかし、会社帰りにTIFに参加するのは初めてだったので、荷物の処理を考えられていなかった。甘い気持ちでテレコムセンターのコインロッカーを確認すると、全く空いていない…会社PCの入った重い鞄を持ってSky Stageへ向かう果てしない階段を上るのは正直つらかった。

tipToe.(Sky Stage)

日が落ち始めるSky Stage、やっぱり「茜」をセトリに組み込んできた。Sky Stageで見たい1曲だったので嬉しい。また、この日は5人卒業を発表した後、初めて見るライブだったのでtipToe.の持つ「儚さ」がロケーションとも相まって、いっそう強調されていた。新曲「特別じゃない私たちの物語」の振り付けで6人が楽しそうにパフォーマンスしている姿、そこには確かに「青春」があった。

 

Fullfull Pocket(Sky Stage)

正直、tipToe.の余韻に浸ってぼーっと座って眺めていたら終わってしまった…

 

 WHY@DOLL(Sky Stage)

活動終了を発表しているほわどるにとっては、最後のTIF。僕は去年のTIFのSky Stageでほわどるを見て好きになったので、なんとしても見たいステージだった。「夜を泳いで」でしっとりと始めて、「菫アイオライト」で終了。kolmeとかほわどるとか、アーバンな楽曲で世界観を見せるアイドルにSky Stageが似合わないわけない!ピンクの新衣装も綺麗だった。 

 

フィロソフィーのダンス(Sky Stage)

ちょっと後方で休憩してから、本日のトリはフィロのス!Sky Stageのフィロのスは一昨年のジャスト・メモリーズを見逃して以来絶対に行くと決めている。「イッツ・マイ・ターン」からスタート。Sky Stageと言えばこの曲「アイム・アフター・タイム」で続け、去年同じ場所で初披露した「フリー・ユア・フェスタ」を披露。この楽曲は本当にアーバンな夜景に合う…そして、「ヒューリスティック・シティ」。マリリさんソロから始まって4人で歌いだすところ、本当に鳥肌ものだった。ステージ終了後、屋上から演者用階段にハケていくメンバーに対して、帰る途中の観客から自然と沸き起こる拍手は最高のステージだったことの証明だ。

 

ベストアクト

この日の優勝はtipToe.「茜」。歌詞が染みた。

「今すぐ、君に会いたい」 誰にも聞こえないように叫んだ

終わりが近づいていく あと何回、君に会えるんだろ

 

 

8月3日(土)

おろしたてのフィロのスTシャツを着て、テレコムセンターからSmile Gardenに向かう。3日通し参加だと2日目から辛くなるのだが、昨日ほとんど動いていないため、体も元気。

桜エビ~ず(Smile Garden)

僕は遅刻癖があり、着いた頃には2曲目が始まるところだった。ちょうど始まったのは「灼熱とアイスクリーム」!去年の夏にYouTubeで見て以来、ずっと生で見たかった曲だったので嬉しい。去年エビ~ずのアンセムとしての地位を築いた「リンドバーグ」からの「それは月曜日の9時のように」で最高の1日がスタートした。

 

lyrical school(Smile Garden)

リリスクはTIF10周年を祝って、楽曲派の必修科目トマパイの「ワナダンス」をカバー(なお僕はトマパイ全く聞いていないので似非楽曲派をいつまで経っても抜け出せない)。最後は「LAST DANCE」でちょっとチルにしめる。リリスクは本当に振り幅の広いグループだ。てか、今気づいたが、「ワナダンス(踊りたい)」と言って始めて、「LAST DANCE(最後のダンス)」で終わる構成めちゃめちゃいいな…「ワナダンス」でhimeちゃんがアレンジしたラップ、TIFリスペクト、アイドルリスペクト精神を感じるぜ。

今までここに立った すべてのアイドルいたからこそある

今日のステージ Smile Garden、騒げ~!

 

フィロソフィーのダンス特典会(Greeting Area)

マリリさんと2ショットチェキを撮る。「フリー・ユア・フェスタ」が去年より格段に良くなって、Sky Stageにマッチしていたという事を話す。

 

amiinA(Smile Garden)

フィロのス特典会が想定以上に時間かかってしまい、Caravan、Jubileeを逃す…しかしamiinAの、爽やかだけどアツい雰囲気とスマイルガーデンの親和性は抜群だ!暑いスマイルガーデンをCanvas、Signalで更にアツくする!

 

ゆるめるモ!(Hot Stage)

モ!を見るのは久しぶりだ。ちょっと移動に時間がかかって、入ると「逃げない」の最中。新曲を何曲かやって、「ミュージック 3、4分で終わっちまうよね」で終了。正直、僕はもうゆるめるモ!でアツくなることはないんだろう…と思ってしまった。僕がゆるめるモ!に求めていたものは失われた。それは僕の問題なのかもしれないけれど。

 

この指グランプリ~歌うま選手権~スペシャルコラボ(Doll Factory)

だいぶ休憩したのち、ハルちゃんの勇姿を見にこちらへ。自分のグループの曲を1曲ずつ歌っていくスタイル。1曲目はフィロのス「夏のクオリア」。本当にこのレベルの歌姫4人集まると安心感がハンパじゃない。こういうコラボが見れるのはTIFならではだ。最後MELLOW MELLOWの「Dear my star」がとても良い曲だったので、今日のタイテに入れることにしてみた。ハルちゃんとあかねさんがイチャイチャしているのを見るのは微笑ましい。

 

sora tob sakana(Smile Garden)

夏の扉」で始まる。3年前のTIFでも聞いた曲だ。そして新曲「ささやかな祝祭」などやりつつ、最後は「クラウチングスタート」。この曲本当に好きでTIF中に1回は聞きたかったので嬉しい。それにしても、ふぅちゃんのショートカットはあまりに可愛かった。。。

 

たけやま3.5(Smile Garden)

ちゃんと見るのは初めて。演奏は正直アレなんだが、めちゃめちゃ可愛いな!BiSHが「楽器を持たないパンクバンド」なら、たけやま3.5は「楽器を持ってる王道アイドル」だ。唯一知っている「8969」をやってくれてよかった。バンド好きは嫌うだろうが、アイドルオタクが好きになるのはわかる。可愛いから。

 

アップアップガールズ(仮)(Hot Stage)

アプガ姉さんのパフォーマンスは盤石という印象。円熟味を感じるよね。アゲ曲いっぱい持ってんのにピンチケがつかないのは素晴らしいこと。

 

フィロソフィーのダンス(Hot Stage)

メインステージのフィロのスは「ダンス・ファウンダー」でぶちアゲて、「バイタル・テンプテーション」「エポケー・チャンス」「ライブ・ライフ」でゴリゴリのファンクサウンドを聞かせる。そして「ジャスト・メモリーズ」で圧倒的な振れ幅を見せつける。序盤、中盤、終盤隙のないセトリでメンバーが躍動するステージ。なんかもう貫禄だわ…なお、このステージで全国ツアーを発表。

 

kolme(Dream Stage)

コールミーもフェスくらいでしか見ないのだが、相変わらずクオリティが高い!「The liar」の途中のダンスパフォーマンスがキレッキレでかっこよかった。しかし、ダンスパフォーマンスより楽曲を重視するタイプなので、やっぱりそこまで食指が動かないんだよな、、本当にかっこいいと思うんだが。

 

MELLOW MELLOW(Festival Stage)

SENAさんの歌のうまさがよく分かった。アーバンな雰囲気で結構好きな感じだ。宮野君曲はやっぱり肌に合っているという事なのかな。軽く追ってみよう。

 

WHY@DOLL(Dream Stage)

ほわどるTIF最後のステージを少しでも見るべく、ガンダム前からフジテレビ横までダッシュ。。。息も絶え絶えになりながら、「ケ・セラ・セラ」だけ見る。はーちゃんが涙ぐんでいた。彼女達のTIFでの活動にあらためて感謝だ。寂しいものだ…

 

真っ白なキャンバス(Festival Stage)

最近よく聞く、白キャンのパフォーマンスを見に行ってみたがピンチケ現場は合わん!曲は結構かっこよかった気がするんだが、ワールドカオスが打たれるような現場はやっぱり苦手だ。

 

IDOL SUMMER JAMBOREE ACOUSTIC(Smile Garden)

ハルちゃんの勇姿を見に行ったのだが、スマイルガーデンは日向坂オタであふれており、遥か後方から見守ることに…そして僕自身もめちゃめちゃ疲れており、ずーちゃんが「マリーゴールド」を歌ったことと、ハルちゃんが「Lemon」を歌ったことがおぼろげな記憶にあるだけだ。。

 

Task have Fun(Hot Stage)

こんだけオタクが日向坂に流れてるならすいてるでしょ、と思っていったらめちゃめちゃ混んでる…一応「3WD」だけ踊っといた。

 

大阪☆春夏秋冬(Dream Stage)

やっぱこいつらかっこええわ・・・となるステージ。MAINAさんの煽りすげえ。「このDream Stage、今からライブハウスに変えてええですか!」とかパンチラインが効いてる。「カメレオン少女」良かった。でんぱ組を見ようかとも考えたが、体力の限界で駅が近いDream Stageからもう戻れなかった…

 

ベストアクト

うーん・・・難しいがWHY@DOLLの「ケ・セラ・セラ」だろうか。改めてお疲れ様でした。ちなみに、この日の歩数は25,291歩。

 

 

8月4日(日)

 さすがに3日目は体が疲れている…アラサーには応えるが、TIFなのだ!そんなことは言っていられない。この日はDream Stageスタートなので台場駅で下車。

tipToe .(Dream Stage)

やっぱり遅刻!しかし、「夢日和」が聞けたので満足。これ聞いちゃうと大団円感が出てしまうのだが、TIF最終日は始まったばかりだ。

 

クマリデパート(Sky Stage)

サクライケンタがプロデュースしているとは思えない爽やかさで、スカイステージとの親和性は極めて高い。初っ端からキラーチューンの「シャダーイクン」で盛り上げる。最後にやった「サマーニッポン夏サマー」ではメンバーがアロハシャツを纏い、ラストサビを延長して楽しく歌い上げる。非常に青空とマッチしている。こんなとこで絶対ブクガできないじゃん、と思ってたら2年前にやってたし、僕も見てた。

 

WT☆Egret(Sky Stage)

初見。姫路のご当地アイドル。こういう地方アイドルが見られるのはTIFのいいところでもある。と南波一海あたりが言ってた気がする

 

tipToe.特典会(Greeting Area)

つみちゃんと2ショットチェキを撮る。昨日のSky Stageの「茜」がすごくよかったよ、という事を言ったら、「一昨日だよ」と言われる。確かにそうだ。TIF期間中は受け取る情報密度が高すぎて曜日感覚すらバグっている。

 

フィロソフィーのダンス(Smile Garden)

「夏のクオリア」から「ダンス・ファウンダー」、新曲「ダンス・オア・ダンス」などやり、最後に「ベスト・フォー」。3日間で何回見たって楽しくなれるのがフィロのスの強さだ。マリリさんが空を飛んでハルちゃんが側転する「ダンス・オア・ダンス」の振り付け良いよねぇ。

 

IDOL SUMMER JUMBOREE DAY3(Smile Garden)

転校少女の「Girl*s Time」が疾走感があってかっこよかった。グリングリン動きまくるベースラインが好み。リリスクからは「夏休みのBABY」!しゅかしゅんMAINAさん曰く、「フリースタイルで!」しか指示がなかったので全然合わせなかったとのこと。東京女子流からは「おんなじキモチ」。後ろの方から眺めていたのだが、ピースフルなサウンドに乗せてステージもオタクも一緒に踊る姿はアイドル文化の歴史を感じるものだった。


東京女子流 / おんなじキモチ

 

lyrical school特典会(Greeting Area)

前日にあまりの暑さで死にそうになったので、キャップを購入しており特典券をゲット。1枚なので全握。ゆるめるモ!ようなぴTシャツを着ていたのでhimeちゃんに「なぴちゃん好きなんだ~」と言われる。そういえばワンマンのチケット買えるかな~と思ってスタッフに聞いてみたら物販からチケットを持ったスタッフを呼びつけてくれた。申し訳ない…

 

predia×フィロソフィーのダンス コラボステージ(Smile Garden)

声量オバケ、湊あかね日向ハルを擁する両グループのコラボ!見逃せるはずがない。1曲目はpredia「The Call」すごい迫力だ・・・2曲目はフィロのス「ジャスト・メモリーズ」。村上瑠美奈さん、prediaオタじゃない僕からすると湊あかねさんの影に隠れちゃう印象があるんだが、この人もめちゃ上手い。そして、3曲目は「NAKED」で会場を乗せて最後は「ダンス・ファウンダー」!prediaががに股で踊るのは少し似合わなかったが、すごいものを見せつけられた。個人的には声量オバケを相方に持つ、村上さん、マリリさんのテクニックというか存在感が引き立つ素晴らしいコラボだった。

news.dwango.jp

 

kolme(Sky Stage)

去年のSky Stageでも見た。あの時は改名前だったが。ビル群をバックにキレキレのダンスを見せつけられてかっこよくないわけがないんだよなぁ・・・

 

MELLOW MELLOW(Sky Stage)

これまた、かっこいい。宮野君楽曲はフィロのスよりだいぶ現代に近い感じで、このロケーションがよく似合う。前日に歌うまコラボでも聞いた「Dear My Star」が本当にいいね。

 

原田珠々華(Sky Stage)

開始前にスタッフが「原田珠々華さんのファンで去年もスカイステージいらっしゃった方はいますか?(観客挙手)昨年は本当にすみませんでした。原田さんが今年もスカイステージに来てくださって本当に良かったです。原田さんのスカイステージでの思い出を良いもので更新してもらえるようにもスタッフ頑張りますのでどうぞよろしくお願いします」とアナウンス。観客が拍手する。こういうのは好きだ。そしてずーちゃんはそれに応えるように、心のこもったパフォーマンス。ずれたチューニングや、カポの位置を照れながら直す姿は尊かった。

 

まなみのりさ(Sky Stage)

僕がまみりを見るのは前回のTIF出演以来、、、つまり3年ぶりだ。なんとなく彼女達の大変な状況は知っていたが、TIF出演を本当にうれしく思っているという気持ちが伝わってくるステージだった。悲壮感すら漂う入れ込みっぷりだったのだが、解散とかしないよな…?

 

lyrical school(Sky Stage)

マジックアワーに入りつつある夕暮れのSky Stageで1曲目は「Tokyo burning」・・・最高だ。そして「Enough is school」めちゃめちゃドープだ。「Last dance」もこの空に合う。「パジャマパーティー」には少し早いが素晴らしいステージだった。

 

ヤなことそっとミュート(Sky Stage)

ヤなミューは正直あまり詳しくないのだが、しっかりと盛り上げていた印象だ。3人しかいないが、4人グループだったよな…?と思っていたらつい先日卒業が発表された。やっぱりアイドルの卒業を聞くと寂しくなる。

 

sora tob sakana(Sky Stage)

 「シューティングスター・ランデブー」でキャッチーに始めたオサカナだったが、二曲目は初期から歌い継ぐ名曲「夜間飛行」。これは盛り上がる!そして最後に持ってきたのは「ribbon」。思わずオタクからも感嘆の声が漏れる。夕暮れの空にふさわしい壮大なサウンドから、静かに静かに終わってゆくこの楽曲の展開は本当に素晴らしい。

 

amiinA(Sky Stage)

オサカナから引き継ぐように、「nana」でしっとりと始めたamiinAだったが、フェスでは鉄板の「Caravan」、「Jubilee」を放り込んでステージのボルテージを上げていく。最後の曲として「Avalon」をやり切った瞬間、オタクの怒号のような歓声が轟く。次のオサカナ×amiinAコラボに向けてSky Stageのテンションは最高潮に達しようとしていた。

 

 sora tob sakana×amiinA コラボ(Sky Stage)

純白の衣装に着替えたamiinAがまずはステージに姿を現す。「Valkyrie」に合わせてダンスを踊る中、次いでオサカナが同じく純白の衣装に着替えて姿を見せる。5人がステージの中心に集まり手を挙げて始まったのは、、、「夜空を全部」だ!!オタクがうおおお、と叫ぶ。単なるコラボという雰囲気はなく、元々この5人グループだったかのような、ガチのパフォーマンス!そして、最後にパフォーマンスされたのは「Canvas」。振り付けも5人用にアレンジされている。この曲に言葉は何もいらない、全力のシンガロンで応えるだけだ。

 

ベストアクト

これに関してはオサカナ、amiinAコラボ一択だ。これ以上の優勝現場はない。TIF最終日のSky Stageトリでこのコラボを見られた事はかけがえのない経験だった。クーラーの効いた部屋で見るニコ生やYouTubeでは感じられない本物の「熱」があの時間、空間にはあった。ちなみにこの日の歩数は25,665歩。2日で5万歩。たくさん歩いたな…

 

まとめ

偉そうな古参オタクは、TIFに対して「最近のTIFは~」と批判的なコメントをしたりもする。また、実際に僕もメインステージがZepp DCであること等には強い不満を持っている。

しかし、毎年TIFが近づくと楽しみだし、発表されたタイテを見て「うわ~○○と××もろ被りやんけ」なんて言いながらMYタイテを組んでいるときはワクワクしてしょうがない。そして実際に行くと、沢山の感動できるステージを見ることができる。TIFは今年で10周年を迎えたわけだが、僕は1人のオタクとして、改善すべき点は改善した上で末永く続いてほしいと思っている。

TIF2020まだー?