こんばんは。
2か月くらい前回の記事から時間が経ってしまったが、杏果脱退で息絶えたわけではない。さすがにサボりすぎて当初の目的(と言ってもただの自分の備忘録だけど)を逸しつつあるのでそろそろ何か記事を書こう。
先週末は1ヵ月ぶりにイベントを入れまくっていて、17日(土)には昼にフィロソフィーのダンス・sora tob sakana・sohaのスリーマンライブ、夜にフィロソフィーのダンス・amiinAのツーマン、18日(日)はリキッドルームでNegiccoのツアーファイナルに行っていた。
この週末で自分の印象に残った事の一つは、amiinAの「熱量」だ。私は(似非)楽曲派のくせに、実はamiinAの音楽にあまり触れてこなかった。Atlasが話題になった時も、MVを見て、「まぁそんなにハマらんなー」くらいの事を思っていた。後は、フェスで軽く見る程度だった。
なので、ライブを長尺で見たのは初めてだったが…正直、度肝を抜かれた。
楽曲派アイドルではよくある、楽曲世界観重視型(Maison book girlとか。あれはあれで世界観が確立していて良いものだ)と異なり、ステージのメンバーは若者の初期衝動を全身で表現していた。CDやMVでは伝わらない「熱」があった。なんだか一番最初にももクロに出会った時を思い出した。特にCanvas。
自分は今すでに推しているアイドルが飽和状態にあるので、amiinAを推すかどうかはまだわからないが、もう少し注目してみようと思えるいいライブだった。まずはアルバムを買ってみよう。
そして、そうやってフロアをブチアゲたamiinAを見て、私は「フィロソフィーのダンス今日ヤバいんじゃないか…amiinAに喰われるぞ…」と懸念していた。そして、その懸念は杞憂で終わる。
フィロのスが1曲目にぶつけてきたのがJust Memoriesだった。この曲(とハルちゃんの歌声)はどんなシチュエーションだろうと、聴衆を圧倒する力がある。amiinAがブチ上げて作り上げた世界をたった5分でフィロのスの世界に変えてしまった。ただただ、すげーな、と唸らされた。
本当に激アツのツーマンだった。ぜひともまたやってほしいものだ。そしてハルちゃんはアイドル酒飲み部を立ち上げてほしい。最近結構いるみたいだし。
ーーーーーーーーーーーーー
日曜日はNegiccoのツアーファイナルがリキッドルームであった。Negiccoの動員力ならSold outだ。人が多いのは嫌いだが人気があるのは良い事だ。
今回は2部構成だったが、改めてNegiccoの幅の広さを見せつけられるライブだった。特に後半のCRCK/LCKSによるバンド演奏が最高だった。詳細レポートはこちら。
以前、NegiccoをZeppで見た時は豪華なホーンセクションを6人くらい入れて、多幸感のある演出をした。TIFではスマイルガーデンで圧倒的なスタイルのアカペラをブチ込んだ。そして今回、リキッドルームでは、CRCK/LCKSのイケイケのバンドセットを放り込んできた。その時その時で違う音楽的アプローチをしてきて、そのどれもが最高だからNegicco(とそのプロデュースチーム)はやはりすごい。
やはり印象的なのはBPMを早めてかっこよくなった、ねぇバーディア。管楽器が多めに入るのが原曲アレンジに近いが、シンプルなバンドサウンドで聞くのもまたいいものだ。そして、タメを効かせまくった、さよならミュージック。ここら辺はグルーブ感がヤバかった。CRCK/LCKSかっこいい。CD買ってみようかな。
「Get Lighter」MV CRCK/LCKS(クラックラックス)
そんなCoolなバンドサウンドを見せつけたところから、本編ラストは、愛の光でしっとり〆て泣かせる演出。そして、アンコールでは全メンバーを入れた圧倒的なスタイルで大団円という最高の構成。CRCK/LCKS小田さん風に言うと、コンテンツが充実していてバイブスを感じるライブだった。
別にNegiccoは歌やダンスのクオリティが特別高いわけでもないのだが、ライブの度に、色んな手法でまさに15年目アイドルの「圧倒的なスタイル」を見せつけられるのだ。
なかなか満足感のある良い週末だった。
タイトルは圧倒的なスタイル/Negiccoより。