トピック「楽曲大賞」について
(書くと結構長くなってしまったので、メジャー楽曲部門、インディーズ楽曲部門、アルバム&推し箱部門の3回に分けて投稿することにした)
アイドル楽曲大賞の話の最終回。最後はアルバム・推し箱部門について。
【アルバム部門】
前回同様、去年・一昨年の大賞を振り返ってみよう。
2016年アルバム1位 sora tob sakana/sora tob sakana
収録曲で1stシングル「夜空を全部」
2015年アルバム1位 Rice&Snow/Negicco
収録曲で2015年楽曲大賞2位「光のシュプール」
2016年はオサカナの1stアルバムが堂々の1位。このアルバムやBABYMETALのBABYMETALとか、アーティスト名とアルバム名が同じってのは「名刺代わりのアルバムです!」という意気込みが感じられて好きだ。MetallicaのMetallicaみたいな。前回の記事でも書いたが、ポストロックサウンドをイノセントな女の子たちが歌い上げるオサカナはアイドル業界にインパクトを与えた。
2015年1位はNegiccoの3rdアルバム。15年近くアイドルやってて3枚しかアルバムが出てないというのは逆にすごい事だ。西寺郷太、田島貴男などの豪華な作曲陣の良質なポップサウンドが、Negicco色に染められるこの アルバムの完成度は異常に高い。
さて、私の今年の投票内容は以下の通りだ。
1位 ザ・ファウンダー/フィロソフィーのダンス 2.5点
やっぱり今年はフィロのスに投票してしまった。フィロのスは月次で定期公演をやっていて、そのたびに新曲をやっていてそれが集められてアルバムとなっている。ファンクという下地を持ちながら、様々なアプローチの楽曲をメンバーが歌いこなすのはさすが。個人的には、「アルゴリズムの海」のエスニックなサウンドとか、「エポケーチャンス」等が好き。
2位 エビクラシー/私立恵比寿中学 2点
実は一曲もシングル曲が収録されていない。それでいてこのクオリティのアルバムができるのが凄い。作曲家陣もこれまで提供実績のある、田村歩美、池田貴史、TAKUYA、ヒャダインなどを使いつつ、照井順政を起用していて非常に豪華。
しかもこのアルバムはりななんが亡くなってから「フォーエバー中坊」や「なないろ」を急遽入れていると思われるが、それでいて音楽的なクオリティを保つのは本当にすごい事。個人的にはジャケットが市ヶ谷のSMEのビルの前じゃなくなったのが少し寂しい。
3位 image/maison book girl 1.5点
3776、soratobsakanaと同様、プロデューサーの意図するコンセプトが前面に出ているアルバム(楽曲が似たなものになってしまうという批判と表裏一体だが…)。10分くらいのインストやポエトリーリーディングが入っていたり、音楽だけではなく、ブクガという総合アートをやろうという意気込みが伝わってくる。ジャケットにアイドル感が皆無なため、アイドルと気づかずに友人が買っていた。
【推し箱部門】
理由?もういいでしょ。
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3回に分けて楽曲大賞の話をしてきたが、結果発表が本当に楽しみだ。自分の投票したアイドルがどこに入ってるのかを見るのも楽しみだが、それと同じくらい楽曲大賞経由で新しいアイドルを見つけるのも楽しみだ。
アイドルって本当に面白い!