とあるKSDDのアイドル考察録

アイドルオタク9年目のKSDDがアイドルに関して色々考えてみます

NGT山口さん暴行事件に部外者ヲタが思う事

12月に起きたNGT48の山口真帆さん暴行事件は発生から4ヶ月、山口さんの卒業という最悪の結末を迎えようとしている。

natalie.mu

 

 僕はモノノフから始めてオタクになったので、AKBG・坂道の秋元康プロデュースグループからは距離を置いていた。アイドル同士を競争させる総選挙や、ユニゾンを多用する大人数のスタイルもあまり好きではない。そのため今回の件についてNGTオタとして語ることはできないが、一人のアイドルオタクとして思うところは色々あるので本エントリを書くこととした。もし不愉快に感じるNGTオタの方がいたらすみません(そもそもそんなに読まれてないが…)。

 

今回は、1.アイドルオタクとして、2.社会人として、の2つの観点から考えた。事件の顛末について納得のいく説明はまだなされていないが、各種サイトでまとめられているため割愛する。

 

1.アイドルオタクとして思う事

一人のアイドルが夢を奪われたという結末そのものが最低であり、怒りが収まらない。グダグダの第三者委員会の報告からは事件の真因なんてわからないが、一番優先すべきはアイドルのケアだ。

アイドルにとって一番大事なのは幸せであることだ。その前提として、身体・精神の安全が確保されていることは言うまでもないが、今回AKSはそれすらできなかった。山口さんは物理的な暴行事件の被害者であるにもかかわらず、その後のAKSの対応によって、精神的な傷を負う事にもなった。こんな発言を被害を受けたアイドル本人に言わせて良いわけがない。

事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。

一方で、確かにオタと繋がったメンバーも守るべき対象の「アイドル」である。アイドル自身未成熟な女の子であり、問題のある行動は運営側も一定程度甘受すべきだ。しかし規律を乱して他のメンバーを傷つけた者と傷つけられた者、どちらがより優先すべきかは火を見るよりも明らかだし、ましてや今回は逮捕者が出た暴行事件である。最優先で考えるべきは山口さんのケアであり、繋がりメンバーは過度なバッシングを避ける形での移籍などが妥当なところではないか。

AKSにはアイドル運営として最も重要な「倫理」が欠如していた。

 

2.社会人として思う事

今回の対応、ビジネス的な観点でも最低の対応だよなぁと思っていたら、東洋経済オンラインに納得できる解説が掲載されていた。

toyokeizai.net

上記記事にもあるように、事件発覚後に公演に出演させたり、しょうもない第三者委員会報告書を出したり、最終公演では山口さんに手紙を読ませたり、何かを判断する局面で全て悪い方の選択肢を選んできている印象だ。

アイドル運営は慈善事業ではなく立派なビジネスである。「無能である事」は事業運営においては大きな「罪」になりうる。

AKSには企業として必要な「ビジネスセンス」が欠如していた。

-------

 

このように「倫理」、「ビジネスセンス」、どちらも圧倒的に欠如したAKSには最早何も期待できない。また、この期に及んで口を開かない秋元康も同様だ。実際に運営に携わっていないのかもしれないが、「AKBグループのプロデューサー」である以上だんまりを続けて良いわけがない。

さっさと潰れろ、ゴミ運営。

 

せめて、一人のオタクとして山口真帆さんが新たな場所で幸せを見つけられる事を願いたい。