とあるKSDDのアイドル考察録

アイドルオタク9年目のKSDDがアイドルに関して色々考えてみます

光きらめく明日へ僕らは道を進むよ

モノノフと言っていいかも微妙な私がこんな事を語る資格はないのかもしれないけど、私なりに思うことを書きました。

 

1月15日、ももいろクローバーZから有安杏果が卒業することが発表された。

 

今でこそももクロは他界寸前だが、私がアイドルオタクになるきっかけはももクロだった。2012年12月31日、実家で紅白歌合戦を見た後、正月休みで暇していた私は「ももクロの演出に感動した」という旨のTweetを見て、その裏に隠されたエピソードを知った。そして、気が付いた時にはYoutubeももクロの動画を漁っていた。所謂「紅白新規」という奴だ。

最初に買ったアイドルのCDは「バトルアンドロマンス」だったし、初現場は2013年春の一大事だった。それから1年くらいはモノノフ特有の「俺はアイドルオタクじゃなくて、ももクロが好きなだけだし」と、しょうもない事を言いながらももクロにどっぷりハマっていった。そして、その後、エビ中・でんぱ・ベビメタにはまり、どんどん深みに沈んで今に至る。そういうわけで、1年以上ももクロ現場に行ってない人間ではあるものの、ももクロにはやはり思い入れがある。

 

なので、ももクロを卒業する杏果を素直に応援したいのだが、何か引っかかってしまうのだ。

 

ももクロマーケティング手法として「奇跡の5人」というワードが頻繁に挙げられる。私もそう思っているので、ももクロから一人辞めてしまう事に対して正直、拒否感がある。しかし、「この6人じゃなきゃダメなんだ!」と言って、同様の手法を取ってきたでんぱ組を最上もがが脱退したのに比べて、今回の杏果卒業はなんだか受け入れがたい。

 

何というか…卒業理由が良くわからないのだ。

 

先ほど挙げた、最上もがは「心と体のバランスが取れなくなった」と語った。まぁメンヘラ入ってるもがちゃんなら、正直ありそうな話である。また、去年の武道館ライブ頃からでんぱ組は「何かヤバそう感」を出していたため、ショックはあったものの「そういうことだったかー…」という感じだった。

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 1月3日にエビ中を転校した ぁぃぁぃは「やってみたいことがまだまだあり、後悔したくない」と語った。そもそもクリエイター志向の強いぁぃぁぃがその判断をしたことについて、「やっぱり…」という気持ちになったオタクも多かったのではないか。

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翻って、杏果の卒業理由は良くわからない。「一人のソロアーティストとしての活動をしたい」とかならまだわかる。「普通の女の子の生活を送りたい」って何じゃそら?それって「正直、芸能人やるの疲れたわ」ってこと?ももクロってそんなテンションで辞めるものだったの?最近のももクロは、安定的な活躍をしていた印象だ。なぜこのタイミングでその決断をしたのかがわからない。

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また、スケジュールも謎である。1月15日に発表で、1月21日に卒業ライブとは性急すぎないか。最初は私も4月21日の春の一大事での卒業かと勘違いしたくらいだ。普通の女の子に戻るのに、どういう理由でこのスケジュールにする必要があったのだろうか。

「感傷的な卒業商法を避けた」という言説も見られるが、卒業商法は別にデメリットばかりじゃない。卒業商法が成立するのはそれだけファンのニーズがあるからだ。ずっと応援してきたのに、別の予定を既に入れていて1月21日のライブに参加できない人の悲しみはどれほどのものだろう。

また、メディアなどを見ていると、メンバーに伝えられたのは「年末」ということだった(明確ではないが)。8年間やってきた仲間に伝えるのが卒業1か月前になるのはなぜなんだ。そこら辺の地下アイドルじゃないのだから(「あかりんの時もそうだった」という人がいるが、それと同列に語るにはさすがに無理がある)。

 

どういう顛末で今回の卒業に至ったのかを私が知る由もないが、せめて5人のこれまでとこれからが幸せであることを祈りたい。

 

杏果、ももクロで居てくれて本当にありがとう。

8年間お疲れ様でした。

 

タイトルは「あの空へ向かって」より